2020年4月27日月曜日

最高な瞬間と努力のベクトル 新4年 安井健太

こんにちは、工学部建築工学科4回生の安井健太です。コロナの影響でイギリス留学が突然終わり、今はコロナに苛立ちを覚えながら、14日間の自宅隔離生活を送っています。留学中は、勉強と両立しながら大学のサッカー部に所属し練習していました。イギリスのサッカーは毎試合乱闘騒ぎになり、常にFワードが飛び交います。球際も意味わからんくらい激しいです。多分彼らは痛みを感じません。ただ、試合中の口の悪さには定評がある僕にとって、この地の少し荒れたサッカーはちょうど良く感じていました。留学中のサッカーについては小西と丸山がブログに既に書いているので、ここではサッカーの好きなところ、そして試合に出場するために何をしたかを書きたいと思います。

仲間と切磋琢磨して練習している時、自分でゴールを決めた時、はたまた大阪大学体育会サッカー部に所属している事自体。人によってそれぞれ違ったサッカーの好きなところがあると思います。僕は公式戦のあの張り詰めた空気感、勝った時の高揚感を「ピッチで」味わうのが何よりもサッカーで好きな瞬間です。負けたものの前期大院戦で初めて感じた2部Aの衝撃、まもさんの粗相を大西さんがゴールで勝利に導いた京大戦。あの感覚は、実際にピッチに立って戦えたからこそ感じられたものだと思います。だからこそ、怪我でベンチにも入れなかった天理大との入替戦は、昇格という圧倒的な喜びの中にも、素直に喜びきれない物足りなさや悔しさがありました。

大学では出場機会が多かった僕も、中学時代はなかなか試合に出れず悔しい思いをしていました。中学時代に所属していたクラブではプロを目指すレベルの仲間が集まっていたため、試合で勝つ以前にその場に立つことすら難しいことでした。このままではいくら同じように頑張っても、彼らには技術では勝てないと思いました。それが試合に出るために何が必要なのかを考え始めたきっかけです。自分のプレースタイルは何か、他の選手との違いをどうやってみせるか。一つは、技術で勝てないなら頭で勝とうと思いました。なぜそのプレーを選択したのかや、その判断は正しかったのかを常に考えるようにしました。また、高校時代は走れる選手が求められていたので、YOYOという持久力測定では必ず一番になることを意識してましたし、それがとにかくアピールになると思っていました。
さらに、「本気で試合に出たかったら同じポジションのやつを練習中に削ってでも出ろ」という高校の監督に言われた言葉に衝撃を受けました。なので高校2年や大学2年の出れない時期は毎日の練習がセレクションの気持ちで臨んでいました。僕は人一倍努力したとは言えませんが、人一倍何が必要なのか考えてきました。そしてこれが今の僕のプレースタイルを確立できた理由だと思います。

部活に復帰後は、自分はまたゼロからのスタートです。現在の状況で先行きも見えず、阪大サッカー部でプレーできる残りの期間もあまりありません。なので、今できること・最もすべきことを考え、試合に出場し最高な瞬間を再び味わうために、頑張っていきたいと思います。そしてそのサッカーに全力を尽くすことが、一つのチームへの貢献になると信じています。

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