2020年11月23日月曜日

サッカーしようぜ 2年 田上正彦


 初めまして、2回生の田上正彦です。

ブログを書けと宮田に言われてからもう1ヵ月経ちますが決してアイドルに夢中で遅れてしまったわけではありません!毎日、毎日内容が頭に浮かんでくるのでまとめるのに少し時間がかかってしまいました。ちなみにアイドルはもう卒業したので、一応伝えておきます。正直言うとブログを書くのは面倒でしたが、どうせ書くならということでサッカーについて真剣に書きました。最後まで読んで頂けたら嬉しいです

 

僕は4歳の頃にサッカーを初めて早、16年が経ちました。色んなタイミングで辞めることはできたと思いますが、結局二十歳になってもほとんど毎日練習し、家に帰ってもプロの試合を見たりと、まるで小学生の頃となんら変わっいない生活を送っていることに驚きます。僕がここまでサッカーを続けて来られた理由を改めて考えてみると、色々思い浮かびました。勝利した時や、ゴールを決めた時のあの体のからこみあげてくるような嬉しさや、チームメイトとの楽しい生活はもちろん、単純に体を思いっきり動かしたいという思いなどさまざまで。その中でも特に僕がサッカーを続けてきた理由のひとつは、サッカーをすればするほどスポーツの深さを知るようになり、そしてその魅力にどんどんはまっていだと思います

 小学生や中学生の頃はボランチをやっておりあまり覚えていませんが、ひたすら自分がボールを取られないようにすることに集中していたように思います。高校生になって初めてFWになり、ボランチとはまったく違う体の使い方に初めはかなり苦労しました。ボランチの時は足で捌くイメージが強かったけど、FWは常に後ろにいる相手の気配をさぐりながら、駆け引きし前を向いたり裏に抜けたりまたはターンしたり、はたまた落としたりといった判断をしなければなりません。これがかなり難しく、最初はボールをロストしては怒られ、かなり気が滅入りました。しかし、試行錯誤する中で、あるとき急に体を当てるタイミングや、重心を低くした方がいいなどというコツ分かり、うまく出来るようになりましたその瞬間の一気に霧が晴れたような気持ちは未だに覚えています。振り返るとサッカー人生はこういう瞬間の積み重ねなのと思いましたというのも、できないことができるようになり、知らなかったことを知っていく中でサッカーの深さを感じていくそして気づくともうその魅力に虜になっているということです。

驚くことに、サッカーのこうした新たな気づきは大学に入ってからも日々感じています高校と大学ではもちろんチームの特徴が違うので、同じFWというポジションでもこれまた新たな発見がありました。大学の方が自力で相手を交わしたりして局面を打開する必要があったのですが、高校の時はそのような役割はあまりなく去年は苦労したのを覚えています。重心を低くすることでボールキープがうまくいくと高校の時に感じそうしてきたのですが、それではスピードが出にくく相手をかわすのには適していないことに気づきました。そのため今ではその瞬間、瞬間のプレーに応じて姿勢を変えるようにています。できない事にぶつかると、人のせいにしたりして現実逃避しそうになるのですが、考えて試しついにそれを克服する自分がレベルアップしたように感じ、つい嬉しくなってしまいます。他にもシュートは必ずしもパワーを持って強く打つ必要はなく、タイミングとコースが良ければ入るんだというのにも気づきました。また、よく力を抜いた方が色々とうまくいくと言われますが、サッカーにおいてもこれは本当に当てはまると最近感じます。正確には脱力と力を入れるタイミングを見極めて使い分けることで、力をずっと入れているよりもしなやかな動きができ顔もあがり、不思議とボールもとられにくいのですコロナで活動停止している時にこの事に気づいのですが、まだ試合などでは自然と力が入ってしまい理想のプレーには至れていません他にも、相手との距離が近くなってボールをロストしそうな時に、あえてひとつタイミングをずらすことで、慌ててボールを触るよりもロストしにくいというのも感じますしかし注意しなければならないのは、目の前の敵を抜けても、ボールをずっと保持しても必ずしも勝てないのがサッカーだと理解しておく必要があることですボールをロストせずにキープできても、そのせいで攻撃が遅れてしまい機を逃してしまったら、それはその局面では相手に負けたと等しいと思います。そうならないためにはある程度ロストや失点のリスクを冒してプレーする必要がありますが、ここ時間帯やリズム、試合の状況を見て判断することが不可欠で、それが難しいですこのように相手との駆け引きやプレーひとつひとつを考えるにしても細かな部分での判断が大切になるしチームとして勝利するために大局的な判断が必要になるので、サッカーは技術と判断が絡み合っている複雑なスポーツだといつも思います。

こういうことは日々サッカーする中で感覚として身についていくものですが、大学に入ってからはできる限り言語化するように心がけています僕は割と疲労やフィジカルの状態などちょっとした変化で前まで出来ていたことができなくなったりしてしまうので、こうして言語化して整理しておくことで今の自分の状況を把握するようにしていますたとえ状態が悪くても、今何ができなくなっているのかさえ把握しておけば元の状態にも戻しやすくなると思います。おかげで前までは急に感覚が変わってしまったときにどうすれば良いか分からず苦しみましたが、今では大分落ち着いて対処できるようになりました。

ここまでサッカーを少し理論がましく話してきましたが、これだけ言語化しても予想外のことが常に起きるというのがやはりサッカーの最大の面白さだと思います根性論に振りすぎるのは個人的に好きではありませんが、やっぱり気持ちが強いFWのところにボールが最後に転がってきたり、普段から良い集団であるチームにチャンスが回ってきたりするのかなとは、これまでのサッカー人生を通じて感じますまた、FWに関していえばすべてのプレーをうまくこなそうとするのも大切なことだと思いますが決していいプレーが出来ていなくても結果的にチームを勝たせられる選手なにか持っている選手言語化できないレベルで何か必然性があるのだと思います。スアレスのプレーを見ているとそう感じずにはいられません。連携部分で何度ミスしていようが、ゴール付近で一気に力を入れて全集中し、結果を出すそのプレーは憧れの眼差しで見てしまわざを得ません。と同時に、自分が中途半端な選手だと改めて感じてしまいます上手くやるのがサッカーではないと頭では分かっていても、まだ一皮むけずにいる自分がいます。まだまだサッカーの奥深い真理を掴みきれていない思います。もっともっとサッカーについて考えて、実践し、新しいことにたくさん気づいて、もっとその魅力にはまっていきたいと思います!

自分で言うのもなんですが、さすがに1ヶ月考えただけあって内容の濃い長いブログになってしまいました(笑)最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。