2020年3月29日日曜日

友達がいないならサッカーをしろ 3年 丸山一樹



こんにちは。外国語学部ポルトガル語専攻3年の丸山です。現在休部してブラジルに留学中です。
最近の出来事は、今住んでいる街のダービーマッチを生観戦したことです。ブラジルでも有数の熱気があると言われていますが、まさか1試合で8枚のレッドカードを見るとは思いませんでした。余談はこのくらいにして、今回は、留学先で感じたサッカーの素晴らしさと阪大サッカー部について書いていきたいとおもいます。

私はブラジルで通う大学のサッカー部に所属しています。少しここのサッカー部の紹介をすると、部活と言っても日本とはなかなか雰囲気は違いますが、基本は全員ブラジル人、留学生はアルゼンチン人1人と私1人といった感じです。ここでできたチームメイトはサッカー以外にも、言語面、大学の授業、その他の生活面で本当にお世話になっています。チームメイト以外にも、サッカーを通じて知り合った友達は本当にたくさんいます。
今思うことは、ポンと海外に行って言葉もままならなくても、人との距離を縮める力がスポーツにはあるなということです。特に私は初対面の人とグッと仲良くなるような力に欠けているので、コミュニケーションツールとなってくれたサッカーがなければ、今いる仲間と知り合い助けてもらうことも出来ず、もっとここでの生活に苦しんだと思います。
ここまで読んでくださった皆様が、スポーツの素晴らしさを感じたり、いつか外国で何かスポーツに挑戦してくれたりしたら、とても嬉しいです。

そして阪大サッカー部について。阪大サッカー部に所属したことは、留学した私にとってとても大きなことでした。外国で大学のサッカー部に飛び込むなんて結構勇気がいると思いませんか?正直、そんなことは考えていませんでしたが、あれだけのレベルでやっていたことが無意識のうちに自信を与えてくれていたと思います。そして上に書いたような出会いを掴むことができました。恵まれた環境でサッカーをさせてくれた阪大サッカー部に、高いレベルを作り上げてくれたチームメイトとスタッフに感謝です。
そして、部員としてその感謝を体現するチャンスは帰国後の数ヶ月しかありません。今は地球の裏側から、ビデオでチームメイトの活躍する姿を楽しみにすることしかできませんが、復帰後はピッチ内外問わず、チームのために留学前よりも一層全力を尽していきたいと思います。

最後にはなりましたが、サッカー部の活動をご理解、ご支援いただいているOB、OG、保護者の皆様、これからも阪大サッカー部をよろしくお願いします。


2020年3月25日水曜日

アイデンティティ 3年  中村陵馬

こんにちは。先日夜の10時にラーメン屋に行った際、お酒を頼んだ訳でも無いのに年齢を確認された中村です。スーパーに買い物に行くと近所のご老人に初孫の成長を見守るが如く柔和なまなざしを向けられる中村です。平日に美容院に行くと…もういいですね。すいません。

さて、今まで同期達が阪大サッカー部の活動や有意義さ、自分のこれまでのサッカー人生のことやサッカー部に対してのメッセージを伝えてきてくれました。自分は少し視点を変えて、大学に入って認識した自分の性格、アイデンティティについて書こうと思います。自己分析的で読むに拙い文章が続くかと思いますが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。


「自分の性格は何ですか?」
「自分の長所、短所はどこですか?」
就活真っ最中の僕の同級生たちは、エントリーシートを書くたび何度も何度もこの質問と向き合い、自己分析を重ね、企業にアピールできる、またアピールしたいポイントを探しているでしょう。

この、「自分のことを客観視できているか」を問われる質問がなぜだか自分は子供の頃から大の苦手で、大学入学当初まで、自分は自分のことを客観視できない事が短所であり、長所は努力家であることだと思っていました。

中学・高校と強豪じゃ無かったけど、毎日部活以外に強制でもない朝練して夜もたまに走り込みをして、勉強も人一倍して、阪大にも合格して、交友関係もそこそこ円滑で、、、

俺は頑張り屋で、何でも努力できるやつ

そう思っていましたし、それが自分のアイデンティティであるべきだと思い、それに則した振る舞いを心掛けてきました。


結論から言うと、自分は自分に全く自信の無い人間でした。
そして面倒くさいことに、かなり負けず嫌いな人間でもあります。

一見共存することの無いこの二つの性格を持った結果、見栄っ張りな今の自分が生まれました。
自分に自信が無い、でも負けたくないから自分を必要以上に着飾り、短所も数えればキリがないけどそれを他人に見せるのが嫌で、短所そのものを見ないようにし、それを自分で客観視できないと分析することで自分を守ってきたのです。子供の頃からの苦手の謎が解けました。

初めは下手くそなのが嫌で自主練してたのが、一向に上手くならず自信がつかないから、いつのまにか努力できる自分に自信を求めるようになり、頑張れることが凄いことだと自分に言い聞かせ、ただただ脳死で"努力"を積み重ねてきました。

誰かにアピールしたかったわけでは決してなく、誰より自分にアピールしたかったのです。

そうして積み重ねた"努力"でサッカーが上手くなるはずもなく、僕のサッカー人生で僕はずっと下手くそでした。大学サッカーでもこれまでトップチームの試合に出ることは1度もなく、ずっとBチームで、それでも負けず嫌いなので、カテゴリー分けのメンバー発表に自分の名前が無い度に、自分自身の人間性まで否定されてる気分になり、何度も何度も部活を辞めようと思いました。
それでもサッカーは好きだったし、何よりチームメイトが好きだったから、続けてこれました。

また、逆に大学サッカーに入って、ずっとBチームだった分、何をどうしたらいいのか、どうやったら上手くなれるのか、サッカーに対して向き合うことが多くなりました。加えて、大学で一人暮らしを始めたのも相まって、自分自身と向き合う時間が多くなり、より俯瞰的に自分のことを見れるようになったと思います。そうして露見した自分のありのままの姿を認めることは、簡単なことではありませんでしたが、今まで着飾り張り詰めてきた糸がプツンと切れ、心が軽くなり、ようやくスタートラインに立てたなという気がします。

個人的に、自信をつけるために必要なことは成功体験だと思っています。僕にとってそれは昨年の冬の昨シーズン最後の試合でした。その試合は準公式戦で準決、決勝はBチームが出場した試合で、決勝は自分たちより圧倒的に格上の相手でしたがチーム全員が奮闘し互角に渡り合うことが出来ました。最後の最後でその試合は敗れてしまいましたが、自分自身2ゴールを挙げ、なにより自分でも格上と戦えるんだという大きな自信になりました。これによって自分のプレーも大きく変わり、向上したと思います。


長々と自己分析について書いてきました。自己分析ですので特にメッセージ性のない文となってしまい申し訳ありませんが、こんなこと考えてるんだくらいに思って頂ければ幸いです。この文を書いてるのが3月で、引退まで残り8ヶ月程となりました。この短い期間の中で、どれだけの成功体験を積んでいけるかが、サッカーに対する自信、また僕のサッカー人生でどこまでいけるかに関わってくると思います。
またチームとしても今年は2部Aリーグ2年目、勝負の年です。昨年度以上の結果を残して、阪大サッカー部に自信と矜持を持たせるためにも、最高学年としてチームを支えていきたいと思います。

最後に、阪大サッカー部を支えるOB方、保護者の皆様ならびにその他関係者の皆様へ。平素より阪大サッカー部をご支援頂き誠にありがとうございます。コロナウイルスの影響により活動が停止となった今、チーム力の底上げができない分、試されるのは部員全員の個人の意識と自覚だと思っています。皆様の生活が元通りになった時、阪大サッカー部の活躍が少しでも皆様の力になれるよう、部員一同邁進していきますので、今後ともよろしくお願い致します。

2020年3月18日水曜日

Aチーム 3年 冨永直樹

初めまして。新4回生の冨永直樹です。
新入生勧誘の時期に部員ブログを書いていますが、僕は自分のことで精一杯なのでその事には触れません。ごめんなさい。

皆さんにとって、Aチームとはどのような存在ですか?雲の上のような存在、憧れの存在、目標とすべき存在、自分がいるべき存在など、色んな答えがあると思います。僕が1年生の入部して間もない頃、Aチームは僕にとって「怪物軍団」でした。
まず、体がデカい。足が速い。何よりサッカーが上手い。何をとっても僕がかなう人達ではなく、本当に同じ人間なのか今でも疑問に思っています。しかし、そんな怪物たちが集まっても関西2部Aリーグに昇格するのに2年もかかりました。

そんなこんなで2回生、3回生と、ずっとB、Cチームでサッカーをしてきて、僕が出られた公式戦は、3回生の北摂リーグのたった2、3試合。(それも正確には準公式戦。) 「俺がおる意味あるんかな」と考えたのも1度や2度ではありませんでした。そのうち、自分の中の目標も、いつの間にか「北摂リーグに出れたらええわ」と、低いものになってしまっていました。

4回生が引退されて、最高学年になって初めてAチームに選ばれました。先日の大阪選手権にはスタメンにも選んでもらえました。一番下のカテゴリーから1番上のカテゴリーを経験してきたことになるのですが、1番思うことは、チャンスはどこに隠れているかわからないということです。

Aチームにあがるまで、まさか自分がトップチームで出られるなんて思っていなかったので、すごく自信にもなりました。それ以来、目標は高く掲げようと、常に意識しています。

自分の話しかしていなくて申し訳ありませんが、僕のような立ち位置の人は他にも多いと思います。少しでもそういった人の参考になれば幸いです。

拙い文章でしたが、ご一読ありがとうございました。これからも大阪大学サッカー部の応援のほど、よろしくお願いします。

2020年3月11日水曜日

ONE TEAM 3年 谷野滉紀


皆さん、こんにちは。3年の谷野です。

僕はこの体育会サッカー部に入ってから今までBチームにいることが多いため、現在Bチームにいる人に向けて書くことにした。

突然が、大学サッカーおいて必要なことはアジリティ、そしてフィジカルの2つだと僕は考える
僕が1年のとき、4年生から学サッカーはフィジカルがすべて」と言われ当時の僕にはあまり実感が湧かなかった。しかし大学サッカーをしていくにつれて強い相手ほど球際での体が強く、チームとしてよく走っていると感じた。そこで大学サッカーはフィジカルとアジリティが重要だと悟った。現に、先日の大阪選手権において球際と競り合いをチームとして重視する大阪市立大学に僕らのチームは負けてしまった
力量の差にかかわらず、最後はフィジカル、アジリティが試合を決めること実感した試合であった

この2つ以外は必要ないのかと疑問を持つ人もいると思う必要ないと言われればそうではない。しかし、大学生になって技術を伸ばそうとすることは難しい。それに比べてアジリティ、フィジカルは簡単ではないが自分の気持ち次第でどこまでも伸ばせると思う走り込みや筋トレは自分がどれだけ頑張るかで強度が変わってくるからだ。

現在の阪大体育会サッカー部において、Aチームに上がるためにはアジリティ、フィジカルが必要だ
この2つを試合でどれだけ出せるかは自分のモチベーションに関わる相手に負けたくない、Aチームに上がりたいというモチベーションを強く持つほど長く走れたり、強く体をぶつけたりできる
本音を言うと今のBチームに常に高いモチベーションを持つ人はいないと思っている僕自身、モチベーションにむらがあり、練習や試合に望む姿勢や態度にばらつきがあるのが現状だしかし、Bチームは上のAチームに入るという目標がある以上、モチベーションを保つことはAチームにいる人に比べて容易なはずである
僕らは他の大学に比べて人数が少ないチームなので、1人1人のモチベーションが練習全体の強度に大きく響いてくる。去年のような偉大な先輩がいなくなったこの年にチームとしての力が試される

高いモチベーションを持って高い強度で練習することがフィジカル、アジリティの成長につながり、個人の成長がチームの成長へとつながる。
新型のコロナウイルスで対外試合がない今、Aチームを強くするのはBチームであり、Bチーム高いモチベーションがチーム全体の成長にかかせない僕も最高学年である今年度は気持ち新たに、高いモチベーションを維持しチームの成長を支えていきたい

2020年3月7日土曜日

サイクーなサッカー生活 3年 上田恵佑


どうも初めまして、新4回の上田恵佑です。

今回、部員ブログを書かせていただくことになりました。
最後までお読みいただけると嬉しいです。

大学に入って、もうすぐ4回生になろうとしている今、つくづく思うことがあります。
それは、
「阪大サッカー部に入って良かった。」
ということです。

なぜか?ということについて今回お話させていただきます。
理由は多々ありますが、特に
「無理なことなんてない!」ということと、「人任せはだめ、絶対!」 ということをこの部活動は自分に気づかせてくれたからです。

まず、「無理なことなんてない!」ということについて、
阪大サッカー部は、スポーツ推薦ではなく、限られた選手の中、サッカーの有名高校出身やユース出身もいる格上の大学に勝つため、日々努力しています。
どのようにすれば、自分たちが格上と戦えるか、勝利できるかを考え、行動しています。
自分はこれまで、リーグ昇格の瞬間や格上に対する勝利等々、阪大サッカー部の環境では無理だと思っていたことを実現する瞬間を何度も見てきました。
それが、実現できたのは、たぶん、諦めない気持ちと、パッションとしっかりとした準備があったからこそだと思います。
「根拠のない自信」じゃなくて、不可能を可能にするための「明確な自信と努力と根性」があれば、「無理なことは、無理じゃなくなる」とこの部活動で教わりました。

次に「人任せはダメ、絶対!」ということについて、
阪大サッカー部は、学生主体で組織を運営しています。だからこそ、部員個人個人が強い責任感を持って行動しなければならないし、主体的に行動することが求められます。
自分は今まで、こういうことをすることはめんどくさいことだと思っていました。実際にしてみるとめんどくさかったです。しかし、自分自身責任を持って主体的に行動するからこそ、やりがいや、達成感を持てることがこの部活動でわかりました。

あと1年で、自分の阪大サッカー部での生活は終わってしまいます。
先輩たちが残してくれた2部Aリーグという舞台で実際に出場して、勝利に貢献するという大きな目標は、「無理じゃない!」と思ってるし、残り1年間で、主体的に行動して、何かしら阪大サッカー部に貢献したいとも考えています。
残り1年、阪大サッカー部での生活に全力を注ぎ、絶対に後悔だけはしないように取り組んでいきたいと思います。
そして最高の同期と、かわいい後輩と笑顔でこの部活動を終えられたらと思います。



最後に新入生の皆さん
サッカーに情熱があって、まだ大学でもサッカーに本気で取り組みたいという方、ぜひ、サッカー部の未来を共に作りましょう。
そして、サッカー部を応援し、サポートしてみたいと思う方、ぜひ、これからの感動を共有しましょう。

これで私の部員ブログを終わります。
拙い文章で長々とすみませんでした。お読みいただきありがとうございました。

2020年3月2日月曜日

Life is beautiful 3年 内田将貴


こんにちは。熊本県立済々黌高校出身、文学部日本史学専修の内田将貴です。ポジションはGKです。
趣味で海外サッカーの試合を1ヶ月に30試合ほど観ます。もしサッカーの試合を観てサッカーが上手くなるんだったら、今頃僕は阪大サッカー部の中で1番上手いプレイヤーだったと思います。

余談はこれくらいにして本題に入ります。
僕は今回の部員ブログを書くにあたって、普段僕が抱いている思い、特に現在 体育会サッカー部に所属している1.2回生に向けての思いを綴ろうと思います。

それはサッカーのプレーやメンタル面のことではなく、怪我や身体のケアのことについてです。

高校サッカーで個人としての結果に満足出来なかった僕は、大学では高校以上に熱意を持ってサッカーに取り組もうと思い、体育会サッカー部に入部しました。しかし、入部してから2ヶ月後、膝の半月板と後十字靭帯の損傷により手術を受け、約7ヶ月の間プレーから離れていました。
折角サッカーに全力で取り組める環境があり、サッカーに全力で取り組んでいる仲間がいるのにもかかわらず、僕は外からみんながプレーするのを見ることしか出来ず、とても悔しく情けない気持ちでいっぱいでした。
もし仮にあの7ヶ月プレーすることが出来ていたのであれば、今よりも確実にサッカーが上手くなっていたと思います。

1.2回生のみんな、本気でサッカーをするために体育会サッカー部に入部したのに、怪我でサッカーが出来ないのは勿体ないと思いませんか?無理をして怪我を悪化させたり、復帰を急いだが為に怪我が再発したり、と思い浮かぶ節は沢山あるのではないのでしょうか。
確かに、本気でサッカーをしてるからこそ怪我をしてしまう場合もあります。また、接触や試合中の不慮の事故など、防げない怪我もあります。しかし防げる怪我を防ぐため、また重傷にしないために、日頃からの身体のケアは怠るべきではないと思います。
また、怪我明けはいきなり練習に参加するのではなく、身体が負荷に耐えられるよう少しずつ慣らしていく必要があると思います。

このブログを読んでくれた1.2回生のみんなが、怪我をすることなくサッカーに取り組むことが出来ればな、と思います。

最後にブログのタイトル"Life is beautiful"について。
この言葉は直訳すると"人生は美しい"という訳になります。しかしあるサッカー選手はこの言葉を"人生って捨てたもんじゃないな"と意訳をして表現されていました。
「人生において浮き沈みがあるように、サッカーにおいても調子の良い時、悪い時は必ずあると思います。調子が良い時にどれだけ驕らず、調子が悪い時にどれだけ腐らずに自分と向き合うことが出来るか…」
「そうすると案外自分にとって良い方向に物事が進むんだ」と仰っていました。
怪我というサッカープレイヤーにとってドン底に落ちている時でも、腐らずに真摯に自分自身と向き合うことが大切です。そうすることで自ずと自分のやるべきことが見えてくるのだと思います。

拙い文章でしたが、お読みいただきありがとうございました。