2017年5月15日月曜日

残された時間の中で 4年 藤森和哉

『残りのサッカー出来る日にちはあと多くて7ヶ月』
それが去年の年末の僕の合言葉だった。
というのも去年前十字靭帯を損傷して手術することになり完全に復帰出来るのは5月中と医師に言われたからである。正直病室でサッカーを続けるかずっと悩んでいた。あと7ヶ月とは言うものの進路の関係上実際にはもっと少ない期間しかサッカーをすることが出来ないという現実。それに加えて高校でのサッカーよりも大学のサッカーへの情熱が弱いということを実感していたからだ。
それでも僕は復帰することを選んだ。自分にしか出来ないプレー、チームでの役割があるのではないかと思い始めたことがきっかけだった。自分と同じサッカー人生を経験してきた人は誰もいない。それならその経験をチームに還元することが大事ではないかと考えるようになった。
  リハビリにしっかり通うことで今年の4月に僕は予定より少し早めに復帰出来たわけだが、残された時間はやはり少ない。その中でこれからのサッカー部が良くなるように少しでも貢献出来たらと思い日々を送っている。怪我をして迷惑をかけた仲間と一緒に、そして仲間のために最善を尽くしていきたい。それがサッカーを出来るという喜びを取り戻した僕の今の目標だ。

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