2017年5月25日木曜日

"本気"のサッカー 3年 森山絢太

僕がサッカー部に入ったのは1回生の春休みの3月であった。もうすぐ2回生になろうかという時である。それまで何をしていたかというと、特に何もしていない。学校が終わればバイトやカラオケ、ユニバへ行ったり。。

まあ、それなりに大学生"らしい"生活はしていたと思う。サークルもサッカーサークルへ入り、高校まで続けていたサッカーを続けていることにはなっていた。しかし、1回生の冬ごろ何か違うなと思い始めた。サークルのサッカーを楽しく感じなくなったのである。サークルを批判しているのではなく僕自身の問題である。さらに、大学生活において本気で取り組めることが何ひとつなく、何か物足りなさを感じていた。

高校の時の最後の総体で県ベスト4に入り、近畿大会に出場し、それで満足して選手権には残らなかった。この時選手権まで残ろうという意思が全くなかったため、自分はそこまでサッカーをやりたいと思ってはいないと思っていた。そのため、大学で体育会サッカー部に入る気など全くなかった。しかし、サークルでサッカーをしているうちに気づいた。自分はサッカーが好きなのではない。"本気の"サッカーが好きなのであると。今まで真剣に取り組むサッカーしかしてこなかったので、気付かなかった。真剣にサッカーの練習をし、試合に勝つことこそがサッカーの楽しさであることを"本気の"サッカーから離れて初めて気付かされた。

そして今、サッカー部に入り1年以上が経過した。途中入部という難しさはあったが、真剣にサッカーをしたいという気持ちがそんなもの吹き飛ばしてくれた。僕にとって、大学生活において本気で取り組めるものはサッカーしかなかったのだ。時々、1回生の最初から入部していたら、今ではもっと上手くなっていたかもしれないと思うこともある。しかし、過去を悔やんでも仕方がない。今から上手くなればいいだけだ。

これからも"本気の"サッカーを楽しんでいきたい。

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