2021年3月22日月曜日

ゴール 2年 森聖雅


どうも、森聖雅です。あらゆる人からキヨと呼ばれています。

僕は何か物事を始めるとき形から入りがちです。基礎を固めるその前にロマンや憧れを感じた部分に手を出してしまいます。サッカーもそうでした。


きっかけはとある超次元サッカー漫画でした。必殺技シュートにロマンを感じ小学校の20分休みに友達とサッカーをするようになりました。スポーツ競技としての意識はなく、小学校の間はずっとトーキックでボールを蹴っていました。ロングシュートや浮き球ボレー、利き足でない左足でのシュートなど自分が格好いいと思っていたプレーばかりして、コーンドリブルやリフティング練習はほぼしたことがありませんでした。


中学に上がってサッカー部に入り、初めてスパイクを履きました。まずは正しいボールの蹴り方を習得するところからでした。当時、僕のヒーローは元オランダ代表のアリエン・ロッベンでした。鋭いカットインと左足の決定力に憧れ、夢中で左足のキックを練習しました。


そう、何を隠そう僕はレフティーフェチです。左利きの皆さん、喜んでください。僕が利き足でない左足でも強いボールが蹴れるのは、レフティーに強い憧れを持って練習したおかげです。

そしてポジションはこの頃からずっとCFです。ロッベンはRWGやんけ!と思ったそこのあなた。

返す言葉もありません。


中学では初の公式戦で点を獲りました。今でも覚えています。斜め後ろから飛んできたフワッとしたボールをそのまま右足ダイレクトシュート(シュートというか当たっただけに近い)。ボールは右サイドネットに吸い込まれました。


その瞬間、とてつもない衝動に突き動かされました。泣きそうなくらい嬉しかった。チームメイトに存在を認められた気がした。サッカー以外ではこんな感情になったことはなかったし、今でも点を獲ったときはいつでもそうです。僕がサッカー部に入った理由はここにあります。日常には感じることのない、得点したときの何物にも替えがたい喜びを感じたいからです。僕はもともとどちらかといえば内向的な性格で、目立つのは苦手でした。でもサッカーでだけは点を獲って大いに目立ちたい、そう思いました。


高校に入るとさらに周りのレベルが高くなりました。でも基礎技術で負けていることは理解していましたが、点を取るという面では負けてないという謎の自信を持っていました。もちろん基礎をしっかりしている人の方が長期的に結果を残すし、チームメイトの信頼は厚いです。でも、ある一つの試合をとってみると僕が点を取って試合に勝つような瞬間がありました。ここがサッカーの面白くもあり残酷でもある部分だと思います。上手くない選手にも、また弱いチームにも走ればチャンスが来るのです。真剣勝負をしている中にそんな瞬間があるからこそ楽しいと思えたし、自信を持ち続けることができました。


でも当然上手くない選手のままでは嫌でした。僕は中学からずっと体を使えと言われてきました。体格をいかしてボールをキープしろ、競り合いに負けるな、この2つは耳にタコができて鼻からイカが出るくらい言われてきました。でも僕はそれが下手です。体を当てずに相手から逃げるようにトラップする癖があったり、ヘディングで点を獲ることも多くはありませんでした。できるようになりたいと思っていましたが、プレースタイルを押し付けられているように感じ、つまらないと思うこともありました。でもそれは僕ができないということが悪く、それらのプレーができる上で他のプレーをすることを目指すべきです。


そしてその課題は今もなお大学で継続しています。形から入ったつけが回ってきています。僕の選手としての特徴といえば、体格とシュートだと思います。そして、格上と戦うことが多い阪大では前線でボールをキープできる選手は重宝されます。だから僕の場合、試合で使ってもらえるかどうかの判断基準は明確だと思います。第一は点を獲ること、第二は空中戦で圧倒すること、第三は前線でボールキープできることです。これに加えてディフェンスができるということも絶対に必要で、その面でも僕はもっと頭を使い運動量も上げるべきです。


現状僕は安定感や信頼感は無いけどたまに活躍する、程度の選手だと思います。ポテンシャルはある、と言われるだけで終わるのは絶対嫌です。


ゴールを決めた喜びのためにサッカー部に入ったと言いましたが、やはりそれが勝利に結びつかなければ意味がありません。僕は阪大の皆が、試合に勝ったとき本当に嬉しそうに感情を表に出すところが好きです。ラインダンス、最高です。


このチームで、皆の記憶に残るような最高のゴールを決めて試合に勝つこと、それが僕のサッカー人生のゴールです。

ありがとうございました。

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