はじめまして、3回生の浜見悠太です。
僕が小学3年生から中学3年生まで所属していた地元のクラブチームには、毎年中学3年生に対して監督・コーチがその学年に合った漢字一文字を考え、その漢字を応援旗にしてもらうという伝統がある。
僕たちの学年には「志」という一文字を与えてもらった。
あれからほぼ6年が経って、今こうして部員ブログを書くにあたって、当時の監督・コーチが与えてくれた「志」という漢字の意味をもう一度深く考えてみた。
そして、サッカーをする上では「志」がとても重要なものであることに気づいた。
「志」の意味を辞書で調べると、主に3つの意味が出てくる。
一つは「心に思い決めた目的や目標」、二つめは「心の持ち方」、そして最後は「人のためを思う気持ち」である。
日々の生活のなかでも「少年よ大志を抱け」「志を高く保て」「初志貫徹」などと言うように、一つ目と二つ目の意味はよく知られていると思う。
しかし、三つ目の意味「人のためを思う気持ち」というのはあまり知られていないのではないだろうか。
サッカーに置き換えて言えば、「人のためを思う気持ち」は「チームのために、チームの勝利のためにという気持ち」であると言っても差し支えはないだろう。
僕は、この三つ目の意味での「志」を意識することこそ重要であると考える。
もちろん、サッカーをやる上で「ドリブルの精度を高める」や「当たり負けしない体を作る」というような目標を立て、そのときの「やってやるぞ」という気持ちを忘れずに努力を重ねることは大切なことであり、そのことは何も目標を決めずダラダラと日々を過ごすことよりもよいことである。
しかし、サッカーはチームスポーツである。
いくら選手が高い技術、能力を持っていても、それをチームのために活かせないならその選手は無駄になってしまう。
選手にとって重要なのは、自分の実力をチームの勝利のために発揮することである。
さきほど「三つ目の意味での『志』を意識することこそ重要である」と言ったが、それはなぜか。
一つ目、二つ目の意味での「志」を意識することはおそらく簡単なことである。
というより、無理やり意識しなくてもできることである。
しかし、そうして身につけた実力を、ただ自分のためだけでなく、チームの勝利のためにも発揮できるようになってこそ、その実力が身についたと言えるのではないだろうか。
僕は三つ目の意味での「志」を意識することが重要だと述べたのは、そう感じたからである。
プレーでチームの勝利に貢献できるように、僕はこれからも「志」を持ちながら努力を重ねていこうと思う。
最後になりましたが、サッカー部関係者の方々、OBならびにOGの皆様、平素よりサッカー部の活動を応援していただきありがとうございます。皆様のおかげで我々部員は素晴らしい環境でサッカーができています。これからも感謝の気持ちを忘れず精進して参りますので引き続きお力添えをよろしくお願いいたします。
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