その中に大手企業の人事採用担当の方がいても不思議ではないので真面目な記事を書こうと思う。
みなさんはオレンジデイズというドラマをご存知だろうか。
オレンジデイズとは2004年に放送されたテレビドラマで、大学生活を題材にした青春ストーリーである。
当時僕は小学4年生であっだが、このオレンジデイズはドラマ嫌いだった僕のバイアスという名のゴールキーパーの頭上を越え、心のゴールネットに強烈に突き刺さったのを今でも鮮明に覚えている。
オレンジデイズが何かがわからない人は1度Wikipediaで調べてからこの記事を読んでほしい。
オレンジデイズは僕にとって理想の大学生活だった。
この新歓シーズン、多くの新入生たちもこのオレンジデイズの登場人物たちが繰り広げたような「オレンジな日々」を夢見て期待に胸を膨らませていることだろう。
実際に僕もそうだった。
しかし、僕は理系で体育会サッカー部として活動している。
個人的に「オレンジデイズ」と「理系体育会学生の日常」は対義語の関係にあると思っており、僕はそれほど憧れのオレンジデイズとは程遠い位置にいる人間だ。
大学キャンパス内でバイオリンをひいている柴咲コウもいなければ、部活や学科内に成宮くんのようなイケメンおしゃれ男子もいない。
そもそも僕が妻夫木ではないのだ。
理想と現実には残酷なほどにギャップがある。
オレンジデイズに出てくるような「オレンジな日々」を送ることなんて可能なのであろうか。
そんな生活を送れる人など存在するのか。
「このドラマはフィクションです。」というあの言葉はノンフィクションなのか。
僕は、この場を借りてみんなの理想の大学生活とも言える「オレンジデイズ」の実現可能性について考察していこうと思う。
この考察を通して、多くの新入生の進路を決めることの手助けとなれることを願う。
早速考察に入ろう。
まあ模範的なオレンジデイズな人はこんな感じ。
21歳男性、文学部心理学科社会心理学専攻4年。世田谷区池尻在住。大学1年の妹と、3歳年上の彼女・真帆(小西真奈美)がいる。キャンパス内でバイオリンを弾いていた耳の聞こえない女の子沙絵(柴咲コウ)を見かけ、さらに手話が堪能であることから交流が始まる。さらにその後、沙絵を含めた大学の仲間5人とオレンジの会を結成。5人はオレンジのノートを通じて絆を深めていく。
では、次に僕の周りにいる阪大生を見て、具体的な事例からその実現可能性を考察していこう。
僕の学科の友達の事例。
Iくんの場合。
高校時代は陸上の長距離ランナーであった彼だか、大学生活では「なにか新しいことがしたい!」とダブルダッチサークルへ入団。日々練習に励んでいたが、だんだんモチベーションを保つことが難しくなり5人いた同期は次々とやめていき結局彼自身も1年足らずで退団。成績の悪さから研究室を選ぶことができず、現在は最もブラックといわれる研究室に所属し、日々、院試勉強に励んでいる。
だいぶちがう。
Kくんの場合
高校時代はサッカー部に所属していた彼は大学でもサッカーサークルに所属。高校時代は俊敏な動きと柔らかいボールタッチでチームの中心選手であった彼だが、誘惑がはびこるこの大学生活で己を律することができず、現在はチャリティーマッチでたまにサッカーするロナウドのようなプレースタイルと体型に。
違う。
サッカー部の友達の事例も見てみよう。
Oくんの場合
小学生からサッカー一筋の彼は大学でも迷わずサッカー部に入部。誰よりも早くに入部し熱い気持ちをもってサッカーに取り組んでいる。一方で、容姿端麗で歌唱力抜群な越智は女性からの第一印象は抜群。ただ、第二印象を良くすることが苦手なのか2回以上デートした女性からの好感度はあまり良くなく、大学生活でフラれた女性の数は20を越える。
惜しさはある。
なんだか他人のあら探しをしているような気分になったのでこの辺りで止めておこう。
この他にも僕の周りにいる多くの人たちを考えてみたが、ドラマのようなオレンジな日々を送っている人はいないように感じる。やはりオレンジデイズを送ることは難しいのか。
ただ、彼らは皆しょっぱい大学生活を送っているわけではなく、自分の立ち位置で自分なりに充実した大学生活を送っているようにも思う。
例えば、越智なら、彼は第二印象こそ悪いものの、部活内では数少ないボランチとして、また最高学年として常にチームのことを考えてくれており、いまやチームには欠かせない存在となっている。
重要なことを忘れていた。
オレンジデイズってなに。
そもそも「オレンジデイズ」の定義は何なのか。
オレンジデイズの定義が曖昧なまま考察に入ってしまった。
あのドラマはなぜ「オレンジデイズ」というタイトルなのか。
夕方、昼と夜の境目で揺れる太陽の「オレンジ色」が学生と社会人の境目でもがきながら生きていく学生たちの日々を象徴し、その青春の甘酸っぱさをさらに「オレンジ」がもつ柑橘類特有の甘酸っぱさと重ねているのである。
タイトルの由来から考えると
「社会人になる前の準備期間として多くのことを経験し、学び、悩み、考えながら甘酸っぱく成長していく学生生活」こそがオレンジデイズと定義できるのかもしれない。
この定義でとらえるなら、自分の動き方しだいで、いくらでも日々をオレンジ色に染めることができる。「自分なりのオレンジデイズ」を得られる機会は誰しもに平等に与えられているのだ。
そういった意味では僕の周りの友人たち、少なくもサッカー部のみんなはオレンジデイズを送れていると感じる。
なにも、「男女数人でキャンプに向かい、その車中で皆で上海ハニーを歌って盛り上がる」ような学生生活だけがオレンジデイズではないのだ。
部活、サークル、バイト
今、新入生の前には無限の選択肢が用意されている。
その中に決して正解の選択肢などはなく、大事なことはそこで何を学ぶか、何を考えて甘酸っぱく成長していくかなのだ。
だからこそ新入生には4年後よかったと思える学生生活、多くを学び成長したと思えるような学生生活を全うしてほしい。
もし、そのフィールドとして「体育会サッカー部」を選んでくれるならこれ以上に嬉しいことはない。サッカー部は間違いなく、それを実現できるフィールドである。僕たちと共に2部A昇格にむけて全力でがんばろう。
この4年間を、素晴らしく充実感に溢れた甘酸っぱいオレンジデイズにできるかどうか、全ては自分次第だったのだ。
結論
・阪大において厳密にドラマのようなオレンジデイズを送れる可能性は限りなく0に近い。
・オレンジデイズが伝えたかった「オレンジな日々」の意味を解釈し、「自分なりのオレンジデイズ」を作っていくことは十分に可能。
充実した学生生活を!!
0 件のコメント:
コメントを投稿