こんにちは。2回の金丸です。先輩方のブログをみていると、皆さんサッカーについて書いていると思いますが、僕のサッカーについてはあまり書くことが思い浮かばなかったので、僕の人となりについて書きたいと思います。
突然ですが、皆さんには「芯」がありますか?僕が思う「芯」とは、「これだけは誰にも譲れない」、「これをしたい」、「こうなりたい」、と言ったようなブレない意志のことです。僕はこの中でも「自分がなりたい姿」に対しての「芯」について書きたいと思います。
「芯」について書くとは言ったものの、僕には「芯」と言うものが全くなく、中身も何もなく、ふらふらしているからっぽな人間です。自分の体格とよく似ている。自分の言葉に責任も自覚もなく、その場の思いつきで口先からでた僕の言動には、さぞかし多くの人の信頼を失い、迷惑をかけていたでしょう。本当にすみませんでした。
自分への卑下はこの位にして、本題に入ります。「なりたい姿」などと考えるようになったのは新チームが始まってすぐのことだった。新チームが始まってすぐに怪我をしたのがきっかけだった。高校の時から怪我が多く、大学でのサッカーが始まってからもちょくちょく怪我をしていて、練習を離脱することも多々あり、今回の怪我は全治2〜3ヶ月ほどでした。普段の僕なら、「またか」くらいだっただろう。しかし、今回は違い、12月に4回生の方々が引退し、1ヶ月という長期オフが明け、新チームが始動し、A・Bチームに分かれる時だった。タイミングが悪かった。去年の反省を生かして頑張ろうと思った矢先だった。かなり悔しかった。「なんで今やねん」と何度も思った。チームメイトが一生懸命努力している姿、その日のプレーについて練習が終わってもずっと議論している姿、1日ずつ着実に前に進んでいる姿、それをベンチでただ眺めているだけの自分。これほどまでに辛かったことはなかった。正直なところ練習に行くのも辛かった。今まで自分がピッチの中で見ていた景色とは全く違った。自分だけが置いていかれるような気になり、自分の存在意義までもわからなくなった時もあった。自分がいなくてもなんとかなる。自分の存在意義なんてその程度だとも思った。確かに自分1人がチームにいなくても対して影響はないだろう。だが、今思い返すと、焦燥感だったり、先が見えない怪我に対する不安、私生活での悩み事など様々な要因が重なり合い、敏感になっていただけなのかもしれない。ただ、それほどまでにサッカーをしない生活がしんどかった。
僕からサッカーをとれば何が残るのか。
グラウンドにあるベンチに一人で座りながら練習に励むチームメイトをみて、自分は何をしているのかとういうことを考えることが増えた。そう考えるうちに、自分がどんな人間なのかについても考えるようにもなった。
そんな中であることに気がついた。「嫌だ」、「やりたくない」その言葉が言えなかったことだ。心の中では不満に思っていてもそれを表現できなかった。たいていのことは「いいよ」と受け入れてしまっていた。
「これが本当に自分のなりたい姿なのか?」
そんなはずがなかった。
何のために、自分を押し殺してまで他人に尽くすのか。その答えは、自分が他人本位な生き方をしているからだ。今まで、何をするにしても他人のことを考えていて、相手がどう思うか、どのように感じるのか、といったことを無意識のうちに考えていた。自分のなりたい姿は「他人から好かれる人、やさしい人」だったのだろう。自分を良く見せて、「いい人」であろうとしていた。
ただ、「いい人」であろうとしていてもそれは結局のところ他人からすれば「都合のいい人」。やさしくも何ともない。ただ、自分という人間を認めてもらうための、自分の存在意義を他人に肯定してもらうだけの行動に過ぎなかった。
ただ、そのことに対しても無意識のうちにストレスを感じていた。怪我をして自分に余裕がなくなると、それが一気に溢れ出した。なぜここまで他人に尽くさなければならないのか。なぜ自分がしたいことはできないのに、自分が他人にそこまで尽くさなければならないのか。
「なら、本当に自分がなりたい姿は何か?」
何日も悩みに悩んだ結果、具体的な姿はどうしても浮かばなかった。
「自分になること」
これが、最終的に出した答えだった。
冒頭でも話したように、僕はからっぽな人間だ。自分の考えも意見もふらふらしていて、考え方の「芯」なんてものはなく、その場の思いつきで行動してしまう。そんな人間であることを肯定する訳ではない。ただ、他人本位の生き方をやめて、自分と向き合う生き方をする。我慢なんてし過ぎなくていい。自分の気持ちに正直になり、他人の目など気にしない。自己中心的になるわけではない。自分の意見を表現する、嫌なことは断る。「いい人」をやめる。
長々と自分語りをしてしまい、誰得な文章になった上に、拙く読みづらい文章だったと思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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