2020年2月11日火曜日

思考 3年 岩尾凌吾


こんにちは。経済学部3年の岩尾です。偉大な先輩塚本さんから引き継ぎ、今年は背番号4を背負います。“阪大のファンダイク”として頑張って参りますので、よろしくお願いします!

さて、今回は僕にとって2回目の部員ブログになります。1度目は2017年10月10日、入部して半年も経たない頃でした。その時は、大学入学までの人生について書きましたが、今回は大学に入ってからの3年間について書いていこうと思います。

1回目の部員ブログにも書きましたが、僕は高校の3年間で一度も選手権、インターハイに出ていません。入ってみるとそういった類は稀で、ほとんどが高校時代スタメンだった人たちでした。そればかりか、G大阪ユース出身の先輩や、国体に選ばれた同期もいました。正直最初の方はついていくのも精一杯で、毎日の練習も何も考えず、ただこなしているだけでした。そんな私がAチームに選ばれるわけもなく、入って2年はBチームに甘んじていました。そんなある日、私はドキュメンタリー番組で大谷翔平の「目標達成シート」に出会いました。詳細については是非検索して戴きたいのですが、簡潔にいうと、真ん中に目標を書いて、それを叶えるためにすべきことを8つ周りに書き、その8つをさらに8つにブレークダウンするというものです。(自分で書きながらも、こんがらがってきたので、是非調べてください笑) 話を元に戻すと、この目標達成シートに実際に書き込んでいくと、自分の強み・弱みが浮かび上がってきました。一応言っておくと、自分の強みは対人の守備、弱みはビルドアップです。ウイイレ風に10点満点の能力値で表すと、守備が5、ビルドアップが2でした。僕はすでに3年生で残り2年しかないことを考慮に入れると、2年間真剣に練習しても全体で能力値は3しか上がらないと考えたときに、僕は守備を8、ビルドアップを2にすることを選びました。なぜなら、自分が監督ならなんの特徴もない選手より、弱みはあるが強みが圧倒的な選手を使いたいと思ったからです。それから、僕はとにかく守備力を上げることだけにフォーカスし、果たして去年のリーグ戦では数試合スタメンで出ることができました。

僕がこのブログで最も伝えたかったのは「とにかく思考し続けろ」ということです。これを読んでいるのは、阪大志望の高校生かもしれないし、就活中の大学生かもしれませんが、あなたには何か叶えたい、夢、目標があるはずです。僕の場合は「スタメンになる」でしたが、それは「就活を成功させる」でも「彼女を作る」でも良いです。まずはその目標を叶えるために自分に何が足りていないのか、何ができるようになれば叶えられるかを考えてみてください。そのあと、考え出したものの中で優先順位を決め実行していくのです。僕は最初、何も考えずにサッカーをしていましたが、まったくうまくなることはありませんでした。人は思考しながらそして目標を意識しながら行動しなければ、成長しません。成長なくして夢は叶えられません。私の場合は思考の結果、強みに全振りすることに決めましたが、大学受験ならそうはいきません。思考の結果は人それぞれです。これを読んでいるあなたは、たった今から思考し始めてみてください。それが夢に近づく第一歩になります。

最後に、僕たちは今関西2部Aリーグ(関西で2番目のリーグ)で戦っています。その中で、国公立は僕たちと大阪教育大学だけ。さらに、選手を集めていないのは僕たちだけです。正直、羨ましいと思うことも多々ありますが、僕たちにしか味わえない醍醐味もあります。”限られた“戦力でどう戦うか、授業後の”限られた“時間をどう活かすか、”限られた“資金をどこに投入するかなど、僕たちにしかない問題を部員全員で考え抜き、実行する環境がここにはあります。他の大学のように、監督がトップダウンで意思決定をするのではありません。部員一人一人に意見を言う権利があると同時に、部のことを真剣に考える義務があります。全国を見渡してみてもこのような経験ができる大学はないと断言できます。もともと阪大サッカー部に入るつもりだったあなたも、サークルに入ろうと思っていたあなたも、一度阪大サッカー部を見にきてください!

PS.
2つ前の部員ブログで、副将の中嶋がなぜ体育会を選んだのかを書いていました。僕も体育会を選んで良かったと思います。阪大サッカー部に入ってから、リーグ戦に勝って泣いたし、負けて泣きました。もう20歳を超える僕に、何度も泣けるぐらい本気になれる機会を提供してくれた仲間、そして阪大サッカー部には感謝しかありません。

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