2020年2月24日月曜日

変化 3年 廣田利一

こんにちは。
3年の廣田利一です。
前回の部員ブログからもう2年が経ってしまいました。今回は、この2年間に感じた自分の変化について書きたいと思います。

変化と言っても技術面の話ではありません。主に内面、気持ちの変化と言ったところです。阪大サッカー部として、全力を注がなければ得られなかったことです。

結論から言います。
「チームのために行動できるようになったこと」です。

そんなことかと思った人もいるかと思います。
しかし、意外とチームのために行動するということは難しいことではないでしょうか?
サッカーをやる以上、試合に出るというのが一つの目標です。競争もあります。納得が行かずに応援する気になれない、そういう人もいるかもしれません。

正直に言うと、僕も一時期そうでした。(2部Aリーグにてベンチが続いたとき)
自分が試合に出るにはどうしたらいいか、そればかり考えていました。

前期リーグが終わった時、うまく結果を残せなかった自分のことを高校時代からの親友と共に振り返ると、2つの反省点に行き当たりました。
一つ目は、実力不足。何か言い訳を見つけたり、文句を言ったりして自覚が足りていなかったなと感じました。
二つ目は、チームの為に何もできていなかったことです。ベンチに座っていると、必死に戦っている選手、全力で応援している仲間の姿がよく見えます。それなのに自分は、自分のことばかり考えていました。猛省しました。

それからチームのために自分ができることは何か、ひたすら考えました。
R.I君のように、声で、熱いプレーでチームを盛り上げる。僕にはできません。
S先輩のように、技術で圧倒する。それも難しい。
僕にできることは、練習から意識高く取り組み、それを最後までやりきることでした。
競争を激化させることでチームに貢献し、チームとして結果を出したいと思うようになりました。
そのために常に全力を尽くして、その結果、試合に出て活躍するのが理想という考えに至りました。ゴールは、チームの勝利。
また、チームの為に本気で取り組み始めると、文句が減りました。環境や人に対して文句を言う暇があったら自分を高めることに使おうと考えるようになったからです。

それに加えてもう一つ意識したことは、チームメイトのことをちゃんと見るということです。自分のことだけでなく、周りがどう考えているか、どういうプレーをしたいか。AだけてなくBチームの人も一緒にやるときは見るようにしました。
すると、仲間の良さが見えるようになって、仲間のことが好きになり、心から応援することもできるようになりました。阪大サッカー部のことが大好きになりました。

これが僕の、大学3年間での変化です。

阪大サッカー部として活動していなければ、チームの為に取り組む大切さを理解できなかったでしょう。
仲間達に感謝して、今年もチームの為に全力を尽くそうと思っています。
ただ、去年の個人成績にはもちろん満足していません。負けず嫌いなので。
絶対に今年は個人としてもチームとしても結果を出します!

2020年2月19日水曜日

一生懸命 3年 植野喬成


こんにちは。三回の植野です。これから拙い文章が続くと思いますが、最後まで読んで頂けると幸いです。
僕は大学サッカーの目標の一つとして、高校時代のチームメイトとリーグ戦という場で試合をすることがあったのですが、膝の怪我で長い間サッカーができないらしく、この時期にサッカーが当分できないことを本当に悔やんでいました。彼の怪我が治った時にいつでもピッチで待っていられるようにしたいです。そのためにもこのままじゃいられません。そのための意識付けについて部員ブログで書かせてもらいます。

突然ですが、皆さんは何かに対して頑張れていますか?
答えはきっと「はい」だと思います。
みんなそれぞれ違うけれど、勉強や仕事など一人一人が自分のフィールドで頑張っていると感じます。部活でも同じです。部員全員がサッカーを頑張っていると思っています。
では、質問を変えてみます。
皆さんは何かに対して一生懸命になれていますか?
この答えは「はい」と言い切れないかもしれません。さっきの質問と何が違うんだと思ったかもしれませんが、全く違うように思います。
「頑張る」とは、その時に持てる力の限界で全力を尽くしていることで、「一生懸命」とは、その時に全力を尽くす前提で、その時のために前々から努力や準備を怠らないことです。これは当時の僕のサッカーコーチがおっしゃっていたことなのですが、当時の僕にはこの言葉の重みを感じることが出来ず、正直に言うと今の今までずっと準備をないがしろにしてきました。自分の好きなサッカーで好きなプレーだけをただひたすらに続けて苦手なプレーからは目を背けてきました。ただ何も考えずに「頑張る」ことだけを続けてきました。
そして長年続けてきたサッカーも最後の一年となり、これからの人生でサッカーはやめないにしろ、きっと本気でサッカーをするのは今年が最後になると思います。きっとこのまま「頑張る」だけじゃ格上だらけの相手とのリーグ戦でチームに貢献することは難しいだろうし、サッカー人生に大きな後悔を残してしまうと思います。そうならないためにも、一日一日何をするべきなのか考え続けて「一生懸命」にサッカーをしたいと思います。

最後に最高学年らしく新入生に向けて阪大サッカー部について書こうと思います。たしかに部活をすることは休みが少なく拘束時間もそれなりにあるので、俗に言うキャンパスライフとは離れるかもしれません。けれど、阪大サッカー部は学生主体でやっていて勝つために何をすればいいか考え続けているので、「一生懸命」に取り組める人がたくさんいます。そういった尊敬できるチームメイトとサッカーを突き詰めることができるのは僕にとって、とても幸せなことです。

2020年2月11日火曜日

思考 3年 岩尾凌吾


こんにちは。経済学部3年の岩尾です。偉大な先輩塚本さんから引き継ぎ、今年は背番号4を背負います。“阪大のファンダイク”として頑張って参りますので、よろしくお願いします!

さて、今回は僕にとって2回目の部員ブログになります。1度目は2017年10月10日、入部して半年も経たない頃でした。その時は、大学入学までの人生について書きましたが、今回は大学に入ってからの3年間について書いていこうと思います。

1回目の部員ブログにも書きましたが、僕は高校の3年間で一度も選手権、インターハイに出ていません。入ってみるとそういった類は稀で、ほとんどが高校時代スタメンだった人たちでした。そればかりか、G大阪ユース出身の先輩や、国体に選ばれた同期もいました。正直最初の方はついていくのも精一杯で、毎日の練習も何も考えず、ただこなしているだけでした。そんな私がAチームに選ばれるわけもなく、入って2年はBチームに甘んじていました。そんなある日、私はドキュメンタリー番組で大谷翔平の「目標達成シート」に出会いました。詳細については是非検索して戴きたいのですが、簡潔にいうと、真ん中に目標を書いて、それを叶えるためにすべきことを8つ周りに書き、その8つをさらに8つにブレークダウンするというものです。(自分で書きながらも、こんがらがってきたので、是非調べてください笑) 話を元に戻すと、この目標達成シートに実際に書き込んでいくと、自分の強み・弱みが浮かび上がってきました。一応言っておくと、自分の強みは対人の守備、弱みはビルドアップです。ウイイレ風に10点満点の能力値で表すと、守備が5、ビルドアップが2でした。僕はすでに3年生で残り2年しかないことを考慮に入れると、2年間真剣に練習しても全体で能力値は3しか上がらないと考えたときに、僕は守備を8、ビルドアップを2にすることを選びました。なぜなら、自分が監督ならなんの特徴もない選手より、弱みはあるが強みが圧倒的な選手を使いたいと思ったからです。それから、僕はとにかく守備力を上げることだけにフォーカスし、果たして去年のリーグ戦では数試合スタメンで出ることができました。

僕がこのブログで最も伝えたかったのは「とにかく思考し続けろ」ということです。これを読んでいるのは、阪大志望の高校生かもしれないし、就活中の大学生かもしれませんが、あなたには何か叶えたい、夢、目標があるはずです。僕の場合は「スタメンになる」でしたが、それは「就活を成功させる」でも「彼女を作る」でも良いです。まずはその目標を叶えるために自分に何が足りていないのか、何ができるようになれば叶えられるかを考えてみてください。そのあと、考え出したものの中で優先順位を決め実行していくのです。僕は最初、何も考えずにサッカーをしていましたが、まったくうまくなることはありませんでした。人は思考しながらそして目標を意識しながら行動しなければ、成長しません。成長なくして夢は叶えられません。私の場合は思考の結果、強みに全振りすることに決めましたが、大学受験ならそうはいきません。思考の結果は人それぞれです。これを読んでいるあなたは、たった今から思考し始めてみてください。それが夢に近づく第一歩になります。

最後に、僕たちは今関西2部Aリーグ(関西で2番目のリーグ)で戦っています。その中で、国公立は僕たちと大阪教育大学だけ。さらに、選手を集めていないのは僕たちだけです。正直、羨ましいと思うことも多々ありますが、僕たちにしか味わえない醍醐味もあります。”限られた“戦力でどう戦うか、授業後の”限られた“時間をどう活かすか、”限られた“資金をどこに投入するかなど、僕たちにしかない問題を部員全員で考え抜き、実行する環境がここにはあります。他の大学のように、監督がトップダウンで意思決定をするのではありません。部員一人一人に意見を言う権利があると同時に、部のことを真剣に考える義務があります。全国を見渡してみてもこのような経験ができる大学はないと断言できます。もともと阪大サッカー部に入るつもりだったあなたも、サークルに入ろうと思っていたあなたも、一度阪大サッカー部を見にきてください!

PS.
2つ前の部員ブログで、副将の中嶋がなぜ体育会を選んだのかを書いていました。僕も体育会を選んで良かったと思います。阪大サッカー部に入ってから、リーグ戦に勝って泣いたし、負けて泣きました。もう20歳を超える僕に、何度も泣けるぐらい本気になれる機会を提供してくれた仲間、そして阪大サッカー部には感謝しかありません。

2020年2月5日水曜日

生涯 3年 藤元知史


こんにちは。
今回の部員ブログを担当します、藤元知史です。

某ドラッグストアでアルバイトをしており、爆買い中国人免税客にマスクなどを売りまくっています。
コロナウィルス対策は、感染してたまるかという強い気持ち、PASSION×PASSIONのみです。
受験生の弟、
兄ちゃんコロナになってもうたら、そん時はごめんな。



僕は昨年度、主務という役職を務めさせていただきました。
自己紹介からわかるように、コンテンツ力の低い僕に書けることは、この主務の経験くらいなので、学んだ事をここぞとばかりに書かせていただきます。


まず、主務とはどのような役職か。

ざっくり表すと、部の窓口を務め、チームの予定を組む役職です。

主に関西学生サッカー連盟や、他大学、OB会などと連絡を取ります。
公式戦や練習試合の日程調整、会場運営、選手登録、OB幹事会への出席などなど。
その仕事内容は多岐に渡ります。
そして、多方面から来る膨大な情報をまとめ、チームが強くなれるような予定を作り上げます。
正直、寝ているとき以外はほぼ常に部活のことを考えていたと言っても過言ではないと思います。


責任あるこの役職を通して、非常に多くのことを学ばせていただきました。
中でも、

挑戦することの大切さ

についてお話しさせていただきます。


部内での僕のサッカーの実力は下から数えた方が早く、サッカーではチームに貢献出来ていませんでした。
それでもチームに貢献したい、自分の存在意義を見出したい、という思いから、主務に挑戦しました。

学生主体のチームであること、サッカー専用グラウンドを所持しているような強豪私立大学とは違う、国立大学であることなどから来る難しさは、主務としての僕の日々を充実させました。
チームを創る実感らしいものが多くありました。

しかし、チームに貢献しているはずなのに、僕の心は全く満たされませんでした。
それどころか、虚しさのような、筆舌に尽くしがたい気持ちが日々増していきました。

それは、選手として試合に出て貢献できない弱い自分に向き合わず、ピッチ外で貢献することで誤魔化そうとしていたからです。

自分の弱さを認めることは本当に苦しい。
それでも、弱い自分に向き合わずに強がる方が情けないことですよね。

Aチームとの差を見て諦め、本気でサッカーをやらず、引退後に、まだやれた、と後悔するところでした。

主務としてチームを支える経験をしたからこそ、この単純で重要なことに気づけました。
成長する機会を得ると、さらに成長するきっかけに出会えました。
人生において、挑戦してみないと見えない景色がたくさんあるのだと思います。

挑戦することの大切さを感じた瞬間です。


サッカー部での活動も、残すところ10ヶ月ほどとなりました。
選手としてどこまでやれるか、こだわっていきたいと思います。
チームメイトの皆は是非、僕に厳しい目を向けて欲しいです。
そして、選手として努力し、成長できた暁には、また新たな成長の機会が見出されるのでしょう。

サッカー部の活動をご理解くださり、ご支援いただいている全ての皆様、
こんな下手くそな僕とサッカーをしてくれるチームメイト、
そして何より、僕のサッカーを応援してくれる家族。
感謝を忘れず、サッカーに打ち込める幸せを噛みしめ、日々成長していきたいです。


生涯、成長です。