大阪大学体育会サッカー部2回生の高島将吾です。去年の今頃、先輩の部員ブログを見ながら部活ってどんな感じなんやろって想像しながら楽しみにしていたのが懐かしいです。
さて自分達の代も部員ブログを書くこととなり、何を書くべきか、ぼんやりと考えていても、何も思いつきませんでした。気づけば提出期限ギリギリ、というか、間に合っていません。とりあえず何か書き出さねば、ということで、今回はこの1年間で自分が感じたことを率直に書いていきたいと思います。
僕は小1からサッカーを始めて以来、高校まで属したチーム全てで、スタメンでフル出場ということが多かったため、大学でもある程度はやれるだろう、ましてや阪大生なんて勉強ばっかりしてきたから余裕だろ、なんていう傲慢な気持ちを抱いたまま入部しました。ところが、いざ練習に参加してみると、パスの速さ、トラップの精度、フィジカルの強さ、何から何に至るまで全てにおいて、自分のレベルの遥か上にありました。自分が今まで身を置いていた環境の甘さ、緩さを感じずにはいられませんでした。
当然Cチームからのスタートでしたが、同期の多くはCチームだったし、ある程度プレーのスピード感に慣れてきたら上のカテゴリーに行けるだろうと、この時の自分はまだ甘い考えを持っていました。とりあえずみんなのプレースピードや強度に合わせることだけを考えて毎日部活に励んでいました。つまり、何も考えずに周りに合わせているだけだったのです。しかし、ゲームやポゼッションなどのメニューでは、自分がボールを持つと周りに展開するどころか、すぐに寄せられて潰されてばかりでした。中盤の選手ながら、相手の標的となりボールの失い所となってしまっていました。
そして、何も変わらないまま、強いて言うなら少し体力が戻ってきただけで、気づけば数ヶ月が経ち、入部当初同じCチームに居た同期の何人かは、BチームでIリーグのメンバー争いをしていたり、Aチームに上がっていった奴もいました。まだ一度も上のカテゴリーに上がっていないのは同期の中で自分を含めて数人となり、焦りと悔しさを毎日のように感じていました。何か変えなければ、今の自分の立ち位置を変えることはできない、そう思い、いつもはビデオ越しにぼんやりと眺めていたAチーム、Bチームのゲームをじっくり観察してみました。すると、同じ中盤の選手でも、底に落ちて展開する選手や、落としの受け皿になって攻撃の起点となる選手など、各々が自分の役割を意識し、周りの動きを意識し合って、連動して、サッカーをしていました。これまでの自分は、ただ感覚的に動いて、見えた場所にパスをする、そんなテキトーなプレーばかりしていたことに気付かされました。
この日を境に、とりあえず、ボールを失わないこと、これを意識して練習に取り組みました。ボールを受ける位置、相手や味方との距離感、ボールの置き所、ターンの質、基礎的な練習から意識の幅を広げていき、少しずつですが、ボールロストの数も減り、周りに展開できるようになっていった気がしています。そして今は、前を向いてボールを前進させる、ということを意識の念頭に置いて、日々の練習の中で模索し続けています。何かしらプレーに意識を持たせることで、プレーの質が向上しているのを感じています。
そしてもう一つ、試合で使われる選手になるためには、自分のプレーに個性がいるということを感じました。実際、Aチームで活躍している、登藤さんや江田さんはピッチ上を走り回り色んな所で顔を出して走力でチームに貢献してるし、直次朗さんは組み立てが上手くてミスもほとんどないし、新は鋭くて正確なロングフィードをする、チームにあまりいないタイプのボランチとして、その個性を発揮している気がします。自分はというと、特に強みもなく普通のタスクしかこなしてない、ありきたりの選手になってしまっていました。どうすればいいか悩んでいる時、ある紅白戦の後、当時4回生の先輩が、「高島は、守備の時に相手に寄せるタイミングとスピードがいいからそこ伸ばしていけ」と言ってくださいました。確かにゲームなどでは何度かインターセプトやパスカットができていたので、そう言っていただいたおかげで少し自信がつきました。それ以降は、守備面に自信を持ってるようになり、さらに、余裕を持ってプレーできるようになりました。
この1年間、プレー中の意識を増やすことで、自分自身の成長を感じることができました。また、昨季のシーズンオフからは、対人で負けないフィジカルをつけるために、ジムに通って同期と共に日々鍛えるようにしています。食事の面でも栄養バランスや食事時間に配慮するなど、今季からはピッチ外でも高い意識を持って取り組んでいきたいと思っています。
この一年感じたことを書いていると、思ったより長くなってしまったため、ここら辺で終わりにします。ここまできてタイトルを考えていなかったので、これまで書いた文章を振り返ってみると、“意識”というワードが多く出てきていたので、これをタイトルにしたいと思います。
稚拙でまとまりが無く、読みにくい、誰得の文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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