2017年11月30日木曜日

GKと僕と 1年 内田将貴

先日、W杯欧州予選プレーオフでイタリアvsスウェーデンの試合が行われ、2試合合計1-0でスウェーデンが勝利してW杯出場を決め、イタリアが60年ぶりにW杯予選敗退を喫しました。それと同時にイタリア代表GK ジャンルイジ・ブッフォンのアズーリ引退が決まり、世界最高と言われたGKの時代の終焉というものを感じました。

紹介が遅れましたが、大阪大学文学部1回生の内田将貴です。僕は、今回GKというポジションとGKとしての僕について書かせていただこうと思います。

2014年ブラジルW杯でドイツ代表GK マヌエル・ノイアーが所謂"スイーパー・キーパー"というものを確立して以降、GKは足元の技術や高いDFラインの背後をカバーするといったタスクが増え、日本でもその傾向が強くなりつつあります。僕はここでGKのメインの役割は何なのかを考えた時、シュートを止めてゴールを割らせないことだという結論に至りました。確かに、ノイアーの様に全てをこなせるGKが重宝されるのは間違いないのですが、GKと言っても様々なGKが存在するのです。199cmの身長を活かしたハイボール処理とシュートストップが武器のティボー・クルトワや圧倒的な反射神経とGKセンス、卓越したボールスキルを持つダビド・デ・ヘアなどワールドクラスと言われるGKには何か自分の武器になるものが備わっているのです。

ここからは僕について書かせていただくのですか、今まで偉そうにGKについて語っておきながら、僕には何一つとして自分の武器と呼べるものが存在しないのです。GKとしてみると身長も高くなく、足元の技術も標準以下、シュートストップも特別得意なわけではありません。なぜそんな僕がサッカーを続けていられるのか…。その答えはサッカーが好きだからです。小中高とサッカーを続けてきて、仲間と全力でサッカーをすることがとても幸せなことだと分かりました。サッカーを全力でやれるのも残り3年。決して満足いくものではなかった今までのサッカー人生に報いるためにも残りの期間を大切にしながらチームのためにプレー出来るように頑張ります。
拙い文章でしたが、お読みいただきありがとうございます。

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