2020年1月17日金曜日

「本気」のサッカー 3年 守武慎太郎

部員ブログ第1回目を担当する守武慎太郎です。
滋賀県甲賀市出身です。
今は阪大サッカー部で主将を務めています。
以後、よろしくお願いします。

僕のサッカー歴は12年で、そのうち11年半はゴールキーパーとして過ごしています。
ゴールキーパーをしていると孤独で辛い気持ちになることも多いですが、温かいチームメイトや応援してくれる家族のおかげで、なんとか乗り越えてここまでサッカーを続けられています。

僕はプロを目指していないし、目指してもなれるほどの実力もありません。
でも本気サッカーがしたくて、体育会サッカー部に入りました。
何故本気がいいのか。
これまでずっと、本気でサッカーを続けてきました。その過程で得た経験や味わった喜怒哀楽は、僕を少しずつ大人にしてくれています。
勝つ喜び。
負ける悔しさ。
サッカーを通じて、他にもたくさんの感情を知りました。

本気になればなるほど、その時抱く感情は強く、深く心に残ります。
それは、きっと自分の内面を濃いものにし、豊かな心を育んでくれる。
そう思ったから僕は本気がウリの体育会サッカー部を選びました。

そしてこのチームで、僕はこれまで本気でサッカーをしてきました。
真摯に自分と向き合って努力してきたつもりです。

でも果たして本当にそうでしょうか。
自分は本当に本気なのか。
そもそも、どれぐらい頑張ったら本気と呼んでいいのですか。

自分で決めるしかありません。
「本気」は主観的で、自己満足なものだと思います。
基準が常に自分の中にあり、僕の「本気」は結局「(僕なりの)本気」に過ぎないですし、自分が「本気」だと思っている取り組みが、他の誰かにとっては当たり前のことだったりします。

身の丈以上の結果を残したいのなら、本気で努力をして力をつけないといけない。でも、本気とか努力の「基準」というか、満足できるラインが低いと、「頑張っている」とは言っても力がつきにくいと思います。
一本のパスをどっちの足に出すかまで考えて丁寧に出している人と通ればいいと思ってアバウトに出している人、どっちがうまくなりそうかという話です。

去年の2Aリーグ、僕は22試合で52失点しました。
本気で頑張っていたけどこの結果でした。
悔しい。今年は個人としても活躍したいし、試合にも勝って後輩たちにこの舞台を残してあげたいです。

でも、今までと同じ本気でその望みは叶うでしょうか。
上位層との実力差を埋めるだけの努力をできているのか。

自分に問い続けて、ハングリーな気持ちを持ち続けたいです。

あと1年しかない大学サッカー。
もう毎日のように仲間とボールを蹴る、このかけがえのない日々にも終わりが見えてきました。
最後はみんなで笑って終わりたい。
そのために、毎日本気で頑張って、少しでも強くなりたいと思います。
頑張ることが目的にならないように気を付けながら。

最後に、
日頃より阪大サッカー部を支えてくださっている皆様、厚く御礼申し上げます。
2A リーグ2年目に突入しますが、今年は去年よりも更に厳しい戦いが予想されます。それでも、11つの試合で勝利を目指して全力を尽くします。
もし興味を持ってくださいましたら、是非とも観戦にお越し下さい。見に来て良かったと思っていただけるように、必死で頑張ります。

2020年もご声援の程、よろしくお願いいたします。

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