2017年3月27日月曜日

サッカーと人間的成長 西山滉葵



阪大サッカー部として部員ブログを書くことになり、その最初が自分であることに嬉しさと戸惑いを感じながら書いてる。
そして、部員ブログより、ESを書かなければならないと思いながら書いている。

僕は浪人明けの3ヶ月間遊び続けたのち、1年生の7月に入部したのだが、最初はやはり週に5日も練習するのは嫌だったため、入部初日、当時の主将に「週5日も練習したら他のことができないんで週3日の練習に変えませんか?」と言ったことを今でも覚えてる。(藤田さん、すみませんでした笑)こうして僕の大学サッカーは始まった。

最初は練習が嫌だと感じることは多々あったが、個性的な先輩や同期のおかげで練習に行くのが次第に楽しくなり、試合も出場することができるようになり、気がつけばサッカーに打ち込んでいた。

そして、大学生活の中心が阪大サッカー部であり、気がつけば、40人ほどの部員を背負う立場になっていた。

今までやりたい放題やってきた僕が主将という立場になって、何ができるのかを毎日考えていた。
主将になって初めて気づくことの多さに驚いた。今まで自分がどれほど自分のことしか考えていなかったのかを痛感した。
主将になって自分からチームへと視野を広げることで、4年間のサッカーに対する考え方まで考えるようになった。

そこで出てきたのが「人間的成長」である。

僕が主将になってできることは、部員一人一人のサッカー技術を向上させることではなく、人間的成長を促すことにあると考えるようになった。

阪大サッカー部では、どの部員も真剣に週5日の練習をサッカーの技術向上に当ててくれている。
だから、僕が言わずともサッカー面に対しては真剣に
考えているので、主将であっても僕が介入する余地はあまりない。

だが、それだけ多くの時間を費やして、サッカー面における成長だけに限定するのはあまりにももったいないと感じた。
サッカー選手としてある前に人として自分がどうあるべきなのか、何が足りておらずどうすれば改善されるのか。それを考えることが「人間的成長」である。

特にサッカーをしていると人柄が本当に出ると思う。いざという時に走れない選手、ちょっとしたラフプレーに対してすぐにカッとなる選手。

自分自身を見つめ直すことが「人間的成長」に繋がると思う。

自分自身について考えることが自分のプレーについて考えることであり、結果的にサッカーの向上にも繋がると考えている。

この「人間的成長」を考えることによって得ることができる好循環は社会に出ても大切であると思う。

だから、部員には社会に出ても「人間的成長」を考え続けてほしい。

今、阪大サッカー部では「無敗優勝」という目標を掲げている。これを聞いて時に誰もが実現不可能だと思っていたかもしれない。
しかし、「人間的成長」を続けている僕たち阪大サッカー部なら必ず実現できると僕は確信している。

さぁ、これから入ってくれる新入部員もぜひ、僕たちとともに「人間的成長」をしながら阪大サッカー部の歴史を作ろう!!


大阪大学サッカー部主将 西山滉葵


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